長く住み続けるために

昨年からご依頼を受けていた4LDKマンションのリノベーションが始まった。 施主ご家族のご要望を元に試行錯誤し、多くの設計変更をしながらもいいプランを導き出すことができた。 今回も信頼する協力会社を集め指揮を取りながら進めていくが、 大工は僕ひとりで行う。 玄関はサビも発生するほど古くなっている。 水周りも全て作り変える。 もちろんキッチンも新しくする。 現状は洋室2部屋に和室2部屋だが、これを全て洋室にする。 床も傷みがひどい。 早速キッチンの解体から始める。 次にフローリングを一部剥ぎ取り、設備配管の準備をしておく。 実は現場を掛け持ちしている。 明日はここに設備業者を入れながら僕はもう一つの現場でリフォームを始める。 そこでも指揮を取り、そして大工は僕ひとりだ。 体力を維持するためには、やはり段取りの質と、 睡眠の質だろう・・・

続きを読む

天井を高く・・完了

最終仕上げに入っていく。 間仕切り組立が終わり、その後塗装屋に枠を仕上げてもらった。 そして建具製作取付も完了し このあと最終のクロス仕上げに取り掛かる。 かなり若手の職人が来たのだが、クロス屋社長がこう紹介してきた。 「俺の息子だからよろしく!」 おお!こう来たか! 君も僕と同じく職人不足で嘆いていたはずだが・・・ そして肝心の腕は・・・? なかなかいいじゃないか! おかげできれいに仕上がった。 僕はおもわず社長へこう言った。 「蛙の子は蛙だな!」 正直・・・うらやましかった。 他業者の仕事はまだ残っているが、僕はすでに別現場を数件抱えているためここで引き上げる。 さあ、また休みが取れなくなりそうだ・・・が、 無理をせず、いいものを作り続けよう!

続きを読む

天井を高く

天井をスケルトンにして塗装してほしい というご要望から既存の天井を解体したのだが、 最上階のスラブには断熱材が入っていることが多い。 発砲ウレタンの表面に塗装はできないので スラブ面だけに下地を作ることにした。 まずは木材で骨組みを作り 石膏ボードを張っていく ボードを張り終えたら 塗装屋に入ってもらい、パテ処理という作業が進められる。 天井が紺色になった。 ここから先はさらに追加工事となり、 間仕切りを作っていく。 今回は数日だけアシスタントを雇った。 おかげで自分が作業している姿を残すことができた。 しかし相変わらず大工を目指す若者は出てこない どうなることやら・・・

続きを読む

できる人とできない人

これまで様々なクライアントの独立開業や移転、改装などのご依頼に応えてきた。 それらの物件というのは本当に様々で、開店後、十数年客入りが衰えない店舗もあれば まもなく閉店したり、借金を増加させながらいつまでたっても改善できない店舗など いくつかのパターンに分かれる。 その中の閉店してしまう店舗の要件として挙げられるのが「立地」だったりするのだが、 僕が今まで見てきた”経営者”の性質で考えると「立地」が悪いということを理由にする経営者は ダメな人がほとんどだと思っている。 その基準となるのがやはり・・・ 「人任せ」の経営者だ。 それは決して拭えない・・・。 今回のご依頼は、僕が以前作ったある店舗の閉店に伴う工事となった。 その店舗を見に行くと原状回復工事が中断されていた。 ご依頼はその物件の大家さんからなのだが、 その日は僕の予想どおり、大家さんの怒りの愚痴を聞くことから始まった。 僕はその悲惨なストーリーに耳を傾けずにはいられなかった。 そして数年前に開業をお手伝いしたはずの仕事が今は 被害者の大家さんを助けるという仕事に変わってしまったわけだ。 できる人とできない人 僕は二者をこう分析する。 できる人 先を読む、自分で動く、低迷をほったらかしにしない、人そして客を大事にする、真面目 できない人 成り行きに任せる、お金の話ばかりする、他人を羨む、人のせいにす…

続きを読む

共に熟成できるのか・・・

現場作業が終わって工房で片付けしていたら、 親しいご近所さんからの思わぬ差し入れ! 新玉ねぎとかぼちゃ なんだか自然の暖かさを感じるな・・・ 茎付きの玉ねぎは吊るして保存することで熟成すると聞いていた。 早速やってみようとネットで勉強してみたら、 条件・・・風通しのいい日陰 と出てきた。 う〜ん・・・ うちのアパートはまずありえない。 探した結果、ここしかなかった。 そう、 我が工房。 なんか・・・いいかも。 しばらく玉ねぎと共に、 僕も熟成してみようかな・・・。

続きを読む

ものづくりの先にあるもの

僕が「ものづくり」に憧れて独立し成長していく過程のなかで、 ずっと心の師匠として尊敬し続けている人物が「松下幸之助」である。 これまで読んできた多くの書籍のなかに書かれた数々の言葉は、 僕のゆるぎない信念を後押ししてくれたと言ってもいい。 その松下幸之助が社員に語ったエピソードが今でも僕の心に強く強く響き渡る。 それを引用します。 「工場では、電球を布で磨いていくという仕事がありました。 ある日、しらけたような表情で、つまらなさそうに電球を布で磨いている社員がいました。 その社員に対して松下氏は、「君、ええ仕事してるなー」と、語りかけました。 このように言われた社員はというと、「電球を布で磨く仕事のどこが良い仕事なんだ」「電球磨きなんて、誰でもできる仕事だろ」などと思っていたようで、松下氏の言葉に唖然としたそうです。 続けて、松下氏は、その社員に語りかけました。 この電球はどこで光っているか知っているか?あんたが磨いたその電球で町の街灯に明かりがつく。その街灯のおかげでどうしても夜遅くに駅から家に帰らなあかん女の人、いつも怖い思いをして帰っていた女の人が安心して家に帰ることができる。 子どもたちが絵本を読んでいると、外が暗くなって、家の中はもっと暗くなる。そうなれば、絵本を読むのを途中でやめなあかん。でもな、あんたが磨いている電球1個あるだけで、子どもたちは絵本を読むことを続けることができるんや。あんたは電球を磨いている…

続きを読む

収納什器の設置・・完成まで

扉の製作を進める シンプルなフラットパネルを8枚製作する 外側を木目の化粧板。内側を白色のポリ合板で骨組をサンドする 耳カットをしたら化粧縁を貼り付けて圧着 トリマで仕上げていく 内側にスライド丁番の座ぐり加工を施す 最後にすべてのパーツを拭き清掃して、いよいよ現場へ搬入する。 現状はこのようになっている 開店当時に僕が作ったカウンターは、現在は飲み放題サーバー専用カウンターに変わった。 客を常に飽きさせず切り盛りするには、オーナーの新たな発想も大切になるということだ。 その要望に僕は応えていく必要がある。 まずはいらなくなったステンレスの足置きを取り外す。 キャビネットを固定していく。 事前に数ミリのクリアランスを見込んで設計しているので、問題なくすっぽり収まる。 現場調査の時点で完成イメージは90パーセント出来上がっていたので問題が起こるはずはない。 扉と棚板を取り付ける。 扉も計算通り収まった。 アクリルを差し込んだスペースは泡盛サーバーをきれいに並べるために考案した。 ちょこっと出したカウンターは、客がグラスを仮置きできるようにした。 そして完成 何事もなかったかのように仕事を終える…

続きを読む

収納什器を完成させるまでの過程 5

本体の組み立てを進めていく。 これで第二段階の組み立て完了。 すべての箱の形は整った。 さらに細かい部分の仕上げを丁寧に進めていく。 明日からは後半の作業に取り掛かる。 扉と棚板の製作だ。

続きを読む

収納什器を完成させるまでの過程 4

各パーツの圧着が終わったら、 サンドイッチの耳を切る作業に入る。 キャビネットの巾木になる部分もきれいに切りそろえる。 箱を組み立てる前にやっておいたほうがいい加工がいくつかある。 自分の頭の中にはそのイメージがすべて入っていて、 その順序を間違えるときれいな仕上がりができなくなる。 まずはアクリル板を差し込むための溝を掘っておく 次に可動式棚板を置くためのダボ穴を開けておく。 第一段階の組み立てに入る。 組み立て途中で必要な仕上げ箇所は、先にメラミン化粧板を貼っておく。 家具製作を進めながら全く関係のない別現場も進めなければならない。 頭の中のスイッチは常に頻繁に切り替えている。

続きを読む

収納什器を完成させるまでの過程 3

各パーツの下地(骨組み)を組み立てていく。 仕上げ寸法よりも縦横1センチ大きめにしてある。 それがサンドイッチの耳の分だ。 あとで取り付ける丁番や棚ダボの位置を考慮しながら骨の幅を決めていく。 金物を打ち込む場所に骨がなければスカスカになってしまうからだ。 この作業がイメージ力を最も使う工程になる。 パーツの数はかなり多い。 次に、貼り付けるパネルにマーキングしていく。 接着剤を塗布する部分だけを明確にするためだ。 マーキングしながら骨組みとパネルをパーツごとにグループ分けしていく。 貼り付ける向きも考慮しながらグルーブごとにアルファベットを使うのだが、今回はAからUまで使うことになった。

続きを読む

楽天コスメ大賞(殿堂入り)【プレミアムブラックシャンプー】