無垢のドア2

無垢ドアの基本形は「框戸」 次は枘穴を加工していきます。 こちらも加工数量が多いので 始めは電動ドリルで荒掘りします。 手鑿で仕上げていきます。 ピッタリきつめに収まるよう何度も確認しながら・・・ それぞれの枘穴を正確に仕上げていきます。 すべての枘穴が仕上がったら、框戸を仮組します。 観音開きのドアになる予定です。 それを再びバラして 次に「羽目板」を差し込むためのサクリを施していきます。 なにやってんのかさっぱりわからないですよね? 無垢材は予想以上に伸縮するので、それに対応できる仕組みが必要なのです。 その方法にマニュアルはありません。 自ら編み出していきます。

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無垢のドア

ある店舗の玄関ドアを製作することになりました。 玄関なので風雨に耐えられる材料を使わなければなりません。 しかし予算も限られているため、高価な材料というわけにもいかず、 杉材を使うことになりました。 しっかり乾燥した無垢の杉材を 自分の図面通りに加工していきます。 各パーツの厚みと幅を決めていきます。 「罫引き(けひき」)という大工道具で枘(ほぞ)の線を入れていきます。 マーキングと同時に繊維を断ち切る役目をします。 部材が多いので始めは機械を使って切削します。 最後は「鑿」を使い丁寧に仕上げます。 イメージ通り、地道に・・きれいに・・・

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無垢天板仕上げ

飫肥杉天板の仕上げに入ります。 最終の研磨を細かいサンドペーパーにて行います。 今回使う塗料はドイツ製の 「オスモ」 自然の植物油をベースに作られた 地球にやさしい無公害塗料です。 たっぷりとしみ込ませて行きます。 全面塗り終えました。 あとは自然乾燥を待つだけ。 大勢でこのテーブルを囲んで お酒飲むと最高でしょうね! 楽しい仕事を ありがとうございました。

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無垢の威力2

乾燥した砥の粉を削りとったのですが 表面がまだ荒いため 再度磨きをかけることにしました。 逆目は予想以上に荒く 鉋では抑えることができないと判断し ポリッシャーを使うことにしました。 追ってペーパー掛けを行い もう一度砥の粉を擦り込みます。 今度は赤の砥の粉を使います。 木裏の仕上げを一旦置いて 木表の鉋掛けも進めていきます。 やはり木裏と違って掛けやすい。 そして表皮にも取りかかります。 様々な箇所に傷がついていました。 僕はこの傷をあえて大きく整形し 見栄えよくしていきます。 次に表皮の研磨ですが 凹凸が複雑なため スチールたわしを使って磨いていきます。 これで表皮を削りすぎることなく光沢を出すことができます。 次回は最終仕上げに入っていきます。

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無垢の威力

ご近所のO氏より すばらしいものをお預かりしました。 飫肥杉(オビスギ)の無垢板です。 実にすばらしい一枚板です。 以前サバニの修復をお手伝いさせていただきましたが、 そのサバニに使われる木が この飫肥杉です。 その材料を譲り受けたということで 僕の工房へ持ってきてくださいました。 自然の流れでご依頼を受けることになったのですが、 正直、以前のサバニ修復同様わくわくさせられる瞬間でした。 テーブルにしたいということで 僕が仕上げを担当します。 まず、元口側と末口側を計ったところ 13ミリの厚さの違いがありました。 均等にするためには最小値の40ミリに合わせて 全体を削ることになりますが そうなると薄くなりすぎて反りが生じやすくなってしまいます。 せっかくの分厚い天板がこれではもったいない! 独自の判断で間を取って7ミリ差で妥協することにしました。 3メートル近い長さがあるのでこの程度の厚さの違いは ほとんど気になりませんから。 まず、電動カンナで厚い面を荒削りします。 反りを取りながら少しずつ繰り返し削っていきます。 両面の荒削りが終わったら、 次は手鉋で平滑にしていきます。 まずは木裏から攻めます。 木裏は樹芯に近いため木理が複雑です。 逆目を気にしながら両方向から手鉋をかけます。 定規を当てながら平滑に近づけていきます。 木裏は木目がどうしても荒いので …

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パーツ塗装

今日は間仕切り収納の吹き付け塗装中。 でかいパネルは外で塗装します。 午前中は建物が日陰を作ってくれるのですが・・・ お昼前から徐々に陰がなくなり、 午後にはついに炎天下。 そして突き刺すような西日へと変わっていくのです。 麦わら帽子もあまり役に立ちません。 年々気温が上昇してますね。 大丈夫かな・・・

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曲線テーブル4

天板の加工が終わり、幕板を取り付けています。 曲線部分は曲げ木となります。 曲げ木は独自の方法で加工しています。 すべての作業に手間がかかります。 この手間を惜しまないことが、 技術を維持、向上させることにつながると 思いますが。 世の中の家具工場のほとんどが コンピュータ制御の機械で製作していると聞きます。 僕は家具工場に勤めたことがないので、 見たこともありません。 きっと、 すごいんだろうな〜・・・。 僕は地道にがんばります。 さあ、もう一息!

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曲線テーブル3

接ぎ合わせが完了したら 天板の成形作業に入ります。 まず直線部分を丸鋸でカットします。 天板が厚い場合、精密工具を使っても切り口はたいてい反っているので 直角の具合をスコヤで確認しておきます。 反りを鉋で調整していきます。 直線面が直角に仕上がりました。 次は曲線面をジグソーで荒切りします。 天板を立てて鉋で仕上げていきます。 使用しているのは特殊な鉋で「南京鉋」という凹面専用の鉋です。 次に凸面をジグソーで荒切りし、普通の鉋で仕上げます。 天板だけでも仕上がりはまだまだ50%。 次の作業まで大事に扱わなければなりません。 がんばります!

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曲線テーブル2

溝掘り加工が完了したら、 天板の接ぎ合わせをしていきます。 まず平板を立てた状態で合わせ面全体に接着剤を塗り、 ビスケットの半分にも接着剤を塗って穴に差し込んでいきます。 残りの半分にもしっかり塗って 次の相手面にもしっかり塗って接ぎ合わせていきます。 この作業を5枚目まで手早く一気に行います。 最後に自作の「ハタガネ」でがっちり締め付けていき、 はみ出た接着剤をきれいに拭き取り、 継ぎ目のゆがみを調整したあと一晩寝かせます。 実はこの作業、スピードが命。 空気が乾燥していると接着剤の乾きが早く モタモタしていたらすべて台無しになってしまいます。 正直写真なんか撮ってる場合じゃありません。 初めて撮りながらやってみましたが 危なかったなあ〜・・・。 中のビスケットは接着剤の水分を吸って膨張し 乾燥後は抜けなくなるという仕組みです。 今回は2台のテーブルを同時に作っていますが 天板だけでもかなりの重さです。 ぎっくり腰にならないよう、 注意!!

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曲線テーブル

今年最初の注文家具は無垢材のテーブル。 まずは天板から加工していきます。 天板が大きいので5枚の平板を接ぎ合わせます。 カンナで厚みを揃えて、接ぎ合わせ面もきれいに整えておきます。 天板の型板を置くとこんな感じ。 今回は「雇いざね平接ぎ」という工法をやります。 ジョイントカッターで雇いざねの溝を掘っています。 雇いざねはビスケットを使います。 あっ・・・食べるものじゃないですよ! これはブナの木の圧縮材です。 溝に差し込むとこうなります。 つまり相手と半分ずつ雇い合うということです。 リフォームの現場に職人を配置して、 僕自身は一人で家具製作。 しばらくはこの状態が続きます。

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引き戸を加工中2

次は引き手を取り付けます。 始めに自作のテンプレートを置いて位置を決めます。 テンプレートを固定したら「トリマ」という工具で彫り込みします。 彫り込んだ穴に引き手金物をはめ込み、ビスで固定します。 建具の縁を塗装するためにマスキングをして クリヤーラッカーで塗装します。 よく使う金物は必ずテンプレートを作ります。 この仕事が重要です。

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引き戸を加工中

忙しいのは良いことですが、 ブログをさわる暇も無いなんて・・・。 自分に鞭打って 再び職人ブログ始めます。 今後、部下が育つかどうかわかりませんが、 一応記録を残しておこうかな・・・。 今日は現場に取り付ける引き戸の加工をお見せします。 まずは自作の治具を使って基準の穴を開けます。 引き戸を吊るための金具を取り付けるため、切削加工をしていきます。 まずはドリルで深穴をあけ 別の治具で墨付け 墨線にノコギリを入れ 鑿で落としながら穴を仕上げ 仕上がった穴に吊り金具のベースを固定します。 今回は4枚の建具を同時に加工するので、 治具は必需品です。 迫り来る工期、 いかにしてスピードを上げるか。 自作治具は大工の知恵そのものです。

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ひたすら作る

店舗什器の製作に追われております。 納期限が短いのに、恐ろしい仕事量・・・。 たま〜にあるんですよね、こういうの。 おが屑もどんどん溜まります。 おまけに、物がでか〜い。 さあ、明日もがんばろ。

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琉球醬油屋2号店

昨年1月に内装工事のお手伝いをさせていただいた琉球醬油屋さん。 ついに平和通りへ進出です。 今回もまたお手伝いをさせてもらいました。 床の板張りを終えて、瓦屋根の小屋組をしております。 とは言っても小屋組は室内。 実はここがレジになるんです。 瓦葺きをしている最中も、オーナーさんたちはあらゆるディスプレイを施していきます。 事前の計画は全く無いそうです。 完成をお楽しみに!

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キッチン製作中

製作中のキッチンも、仕上げに取りかかっているところです。 キャビネットの組立が完了しました。 細かい仕上げに入っていきます。 引き出しのボックスも出来上がりました。 扉に彫り込み加工をして丁番を取り付けます。 来週は、いよいよ現場に搬入、取付します。

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キッチンを作る

12月に完成予定の新築住宅に、 オリジナルキッチンを取り付けることになりました。 現在製作中です。 まずは骨組みを作ります。 合板を貼り付けます。 大量のフラッシュパネルができました。 このように、キャビネットを何台も組み立てていきます。 これと同時に別工場ではキッチンカウンターの製作が行われています。 設計から取付けまで、すべてオリジナルです。 クライアントの要望を100%叶えてあげるために、 ひたすら作業を続けます。

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ドアを作る

久々の更新です。 ここ最近、現場掛け持ちが続いておりまして。 写真を撮る時間もなく、 どの現場も完成写真を撮り損ねてしまっています。 なので、完成は皆様のご想像にお任せするということで・・・ だ、だめ?(^^;) 代わりに建具製作風景をごらんいただきましょう!(無理矢理) 建具は、たま~に自分で作っています。 というのも、本来は建具の専門業者さんがおりまして、 設計図を渡して作ってもらうことが殆どなんですよ。 でも長年付き合いをしている建具業者さんは年中忙しく、 僕の依頼に対して平気でこう答えるのです。 「ジーノさん、忙しいから自分で作って!」 はい? 忙しいから注文してるんですけど・・・。 全く困ったもんです。 で、作ります・・・結局。 前にも紹介した、フラッシュ加工です。 タモの合板を張り合わせます。 耳落とし、という作業をします。 サンドイッチの耳を切ることと同じです。 化粧縁を貼り付けて本体は完成です。 このあとにドアノブや引き手などを取り付けるための彫り込み加工をします。 今度は建具屋さん、空いてるかな~。

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組立完了

計画通りに組立が完了しました。 棚板を入れれば書類棚になります。 反対側はマガジンラックとして使います。 次の工程は仕上げ塗装です。 さあ、この狭い工房で5台一気に塗装できるのか。 勝負です!

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収納組立中

加工したパーツを組みたてていきます。 まずは基本の箱を組みたてます。 中の仕切りを囲むようにして基本形を組みます。 後ろは骨組みがまだ見えています。 5セット組みたてました。 どんどん工房が狭くなっていきます。 ううっ・・(;。;)

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収納製作中

ここ最近、工場での製作作業が多いのですが、 いつも仕事に追われて製作工程などを記録していなかったので たまには収納の作り方なども公開してみたいと思います。 特にコストを下げて機能性を重視する場合は、 練付合板などの材料を使うことが多いですね。 まずは「芯材」というパネルの骨組みを加工します。 十分に乾燥した反りの少ない木材を計画の厚みまで削って揃えておきます。 これを格子状に組み立てます。 格子枠と同じ寸法にカットした練付合板を準備し、 それぞれに接着剤を吹き付け、圧着します。 これを両面行うことで、太鼓張りのパネルができあがります。 この工法を「フラッシュ」と言って、 室内の木製ドアなどの殆どがこの「フラッシュ戸」です。 今回の製作では、このフラッシュ加工したパネルと、 「ランバーコア」というパネルを併用して使います。 これは「シナランバーコア」と言いますが、 2枚の練付合板の間にバルサの集成材をサンドイッチのように挟んで作られた製品です。 太鼓張りではないのでフラッシュよりは少し重くなりますが、 製作工程が短縮できるので建築工事でもよく使われています。 このランバーコアを、設計した寸法通りにカットしてパーツを作ります。 次回は組立作業を公開します。

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