ものづくりの先にあるもの

僕が「ものづくり」に憧れて独立し成長していく過程のなかで、 ずっと心の師匠として尊敬し続けている人物が「松下幸之助」である。 これまで読んできた多くの書籍のなかに書かれた数々の言葉は、 僕のゆるぎない信念を後押ししてくれたと言ってもいい。 その松下幸之助が社員に語ったエピソードが今でも僕の心に強く強く響き渡る。 それを引用します。 「工場では、電球を布で磨いていくという仕事がありました。 ある日、しらけたような表情で、つまらなさそうに電球を布で磨いている社員がいました。 その社員に対して松下氏は、「君、ええ仕事してるなー」と、語りかけました。 このように言われた社員はというと、「電球を布で磨く仕事のどこが良い仕事なんだ」「電球磨きなんて、誰でもできる仕事だろ」などと思っていたようで、松下氏の言葉に唖然としたそうです。 続けて、松下氏は、その社員に語りかけました。 この電球はどこで光っているか知っているか?あんたが磨いたその電球で町の街灯に明かりがつく。その街灯のおかげでどうしても夜遅くに駅から家に帰らなあかん女の人、いつも怖い思いをして帰っていた女の人が安心して家に帰ることができる。 子どもたちが絵本を読んでいると、外が暗くなって、家の中はもっと暗くなる。そうなれば、絵本を読むのを途中でやめなあかん。でもな、あんたが磨いている電球1個あるだけで、子どもたちは絵本を読むことを続けることができるんや。あんたは電球を磨いている…

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2019年 始動!

あけまして、 おめでとうございます。 あっという間に過ぎていった2018年。 人手不足という状況の中で様々な思いを抱いていた。 この仕事の役目はなんだろう・・・ ものづくりの目的って・・・ 今もなお、薄利多売と言っても過言ではない建築ビジネス。 プロ意識も年々薄くなり、多少不具合があっても売れればそれでよし。 作る側も買う側も深く追求することなく、いつの間にか皆慣れていってしまう。 人々はこれから何を求めて生きていくのか・・・ 昨年、ある宮大工の存在を知ることになった。 小川三夫、そしてその師匠である西岡常一。 木のいのち木のこころ―天・地・人 (新潮文庫) 世界最古の木造建築である法隆寺を先祖代々守ってこられた西岡棟梁は平成7年に他界されたが、 その唯一の弟子である小川三夫さんは現在もたくさんの宮大工を育て続けている。 世界最高レベルの技術を持つ本物の大工だ。 この方々の存在を知れば知るほど、自分が大工と名乗ることが正直恥ずかしくなってしまう。 このレベルには到底追いつかないとわかっているからこそ、今の自分の仕事のありかたを 深く考えざるをえなくなってしまった。 使い捨てという社会を選んだ我々人間は、これからもずっとその責任を負っていかなくてはならないと思う。 その責任は日々大きくなり、ずっしりと重くなっていつしか人間の力では背負いきれなくなる時が来るのだろう。 西岡棟梁はそれをずっ…

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初心に帰る

今日、何気なく過去の写真を整理していた。 それを見ながら、独立したばかりの頃を思い出した。 建設会社を退職し、顧客もいなかった自分の独立はあまりにも無謀だったかもしれない。 しかし、なぜかその頃は自信に満ち溢れていた。 師匠から技を教わったわけでもないし、道具の使い方もまだまだ未熟だったのに。 もちろんすぐに客が付くわけではないから、土木現場のアルバイトをやりながらなんとか食いつないだ。 少しづつ注文が増えてきた頃、ある一つの家具の注文をいただいた。 そして、全神経をその家具製作に注ぎ、お客様の体型に合わせたフルオーダーの家具を作った。 僕は仕事のやり方を全て独学で習得してきた。 必要だと思ったことは何でも調べて実行した。 数多くの失敗は最高の先生だったし、 何が起こっても突き進むことしか考えなかった。 初心に帰ることがどれほど重要なことか。 今日改めて感じた。 これからも突き進む!

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被害者になるのはお客様

現場施工中の写真を今回も載せますが、 いつもとカテゴリが違います。 それには理由があります。 店舗のカウンターですが、白く剥がれたような部分があります。 写真はほんの一部分ですが、8.5メートルのカウンター全体がこうなっているのです。 実はこれ、塗装業者の施工ミス。 昨年、弊社の突貫工事現場で応援してくださった同業者の代表より、つい先日電話がかかってきました。 「ジーノさん、助けてほしい・・・」と。 その内容とは、 オープンを間近に控えた飲食店工事でカウンター塗装を専門業者に依頼。 二人の職人が来て施工開始。 しかし結果は最悪な仕上がりに! その職人が平気で帰ろうとしたところを引き止めて、施工のやり直しを指示。 まる三日間徹夜で直させたが、結局職人二人は直すことが出来なかった。 さらにまともな養生もしていなかったため店舗内は粉塵で真っ赤! さあ、この状況で職人は何と言ったか・・・ 「これはもうだめだね・・・」 詫びの言葉は一切なし・・・ 電話を受けた僕は仕事を中断し、現場に向かいました。 カウンターは最悪の状態でした。 そして表面に手を触れてみて、 すぐにわかったのです。 それはカウンタートップに絶対塗ってはいけない材料だったのです。 つまりこの職人たちは、それを知らずに施工をしていたのです。 3日間も同じことを何回も繰り返していたのです。 代表のT氏と協議し新たな施工方法を決め、 すぐに突…

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2017年 始動

あけましておめでとうございます。 本年もジーノクリエイションを 宜しくお願い申し上げます。 今日から仕事初め。 我が工房の目の前にある神社へまずはお参りします。 僕はこの土地で起業し、ここで成長させていただきました。 常に原点に立ち返り、この仕事の理念を再確認します。 さらに上を目指して 今年も腕を磨いていきます。 人が幸せになれる空間創り ものづくりを これからも続けていきます。

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2016年 始まる

あけましておめでとうございます。 早すぎます。 2015年はさっさと終わってしまいました。 猛暑だったあの夏の日が、ついこないだのよう。 きっとこの2016年も、 超高速で進んでいくのでしょう・・・。 だから、 今年も進化しなければならないのです。 毎年恒例「世持神社」へのお参りをしてきました。 昨年もたくさんのお仕事をいただくことができました。 感謝です・・・。 今年もさらに高いクオリティーを追及すべく、 精進してまいります。 今年最初の仕事もすでに掛け持ち。 それも本島北部から南部まで、 広範囲にわたって現場を走り回ることになります。 ハードになりそうです・・・。 やるしかない・・・ やります! 今年も宜しくお願い致します。

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2015年 始動

あけましておめでとうございます。 年末から晴天に恵まれましたが、 元旦の急激な冷え込みには驚かされましたね。 今年も寒さをこらえながら、初詣に行って参りました。 まずはいつもの世持神社へ感謝の意を持ってご挨拶。 その後首里へ向かいます。 久しぶりに訪れた観音堂。 今は亡き祖母と何度も通っていました。 そして今年は生まれ年ということもあって、 最後はここへ。 ここは未、申の守り本尊です。 昨年は新たな経験もさせていただき、多くの知識を得ることもできました。 今年はさらに経験を積んで、より深めていこうと思います。 そして今までと変わらず、 お客様のために尽くしていきます。 今年もジーノクリエイションを 宜しくお願い致します。

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2014年

あけましておめでとうございます。 2013年も、あっという間でしたね。 振り返ってみると、 今まで経験したことのない1年だったような気がします。 ブログには載せていませんが、普段はやらないような仕事も いくつかお受けしました。 方向性を見失いそうになることもありました。 しかし結果的には、 やってよかった・・・。 自分の甘さも見つけることができたし、 今後の糧にもなる経験だったと思います。 さあ! 気持ちを改め、再び前進します。 1月2日 工房近くの海岸に来ました。 思えば悩んだ時は必ず来る場所でした。 今日も心が洗われるほど輝いています。 そして次に行く場所 毎年お参りする「世持神社」 仕事の決意はここから始まります。 今年もさらに腕を磨き、 人を幸せにする仕事ができるようがんばります! 宜しくお願い致します。

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2013年

あけましておめでとうございます。 本日より仕事初め。 今年最初の仕事は住宅リフォーム。 早速現場にて鳶職さんに足場の組立をしてもらいました。 いきなり今年の最低気温だったそうで、 小雨に濡れガチガチ震えながらの現場監督でした。 昨年達成できなかったこと、 それは人材育成。 いろいろ雇いましたが、難しいですね〜・・・。 職人の原石は、なかなか見つかりませんでした。 若手は根性が全く見えないし、 年配は口だけ達者で手が荒い、言うこと聞かない。 結局ストレスと戦いながらの2012年でした。 まあこれも必要な経験ということで、良しとしましょう。 でも、プロの協力業者とたくさん知り合うこともできました。 とてもありがたいことです。 今年は自分自身のクオリティをさらに上げていこうと考えています。 もちろんいいやつが現れれば育てます。 でも外注をうまく使うことも技術です。 違う分野のプロの腕をじっくり観察して自分に取り込んでいければ また視野も広がると思います。 これまでのリピーターや新規のお客様、そしてたくさんの職人たち。 すべての方々に感謝します。 そして今年はまたどんな人たちと出会えるんでしょう。 さらにどんな試練が待ち受けているのでしょう。 がんばらせていただきます。 今年もジーノクリエイションを よろしくお願い致します。

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2012年

あけましておめでとうございます。 昨年は世界的にも波乱な一年でしたね。 わたくしも、様々な試練をいただきました。 それを乗り越えることで、いろんなことが見えてきました。 人として、どう生きるか。 僕の最大のテーマです。 今年も育成に力を入れながら、自分の腕も極めるために、 さらに追求していきます。 そして何よりも、人を幸せにするための仕事・・・。 これをもっと学んでいこうと思います。 さて、来月からは本事務所を工場へと移転します。 現在那覇事務所と八重瀬工場を行き来していますが、 無駄な移動時間を省き、すべての作業に集中できるよう 環境を整えます。 今年もまた新たな挑戦ができることになるでしょう。 これからも ジーノクリエイションを宜しくお願い致します。

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廃棄物のゆくえ

今日は少しまじめな話になるんですけどね。 これ、↓ いったい何でしょう 「廃棄物マニフェスト」と言いましてね、 我々建設業者が廃棄物を捨てる時に、必ず提出しなければならない書類なんです。 例えば建物の一部を解体して、そこから発生したゴミを産廃処理場に運びます。 するとそのゴミがどこの住所の建物から出てきて、どこの住所の誰が捨てに来たのか、 すべて記録として残るわけです。 これが全処分場で義務づけられたのです。 以前までは最終処分場だけだったんですけどね。 建築現場から出るゴミって、すごいんですよ。 建築廃材だけでもすごいのに、そこへ労働者が消費した廃プラ、空き缶、タバコの吸い殻に至るまで、 あらゆるものが処分場へ持ち込まれるんです。 とてつもない量が毎日ですよ!毎日。 僕が管理する現場では、僕自身が一旦工場へ持ち帰って、 仕分けをしてから処分場に運んでいます。 すごく時間もかかります。 しかし処分コストは大幅に削減できます。 ある業者が僕の行動を見て、笑いながらこんなことを言いました。 「処分場の職員の仕事を奪っちゃだめだよ!」 僕は処分場の職員とすでに顔なじみになっていて、 時々その職員は僕にお礼を言ってくれます。 「いつもきれいに分けてくれてありがとう」・・・と。 その横で分けようにも分けきれない混合物を あきれた顔で仕分けしている大勢の職員さんがいます。 未仕分けのゴミを「おかげで儲かる!」と思いながら作業してい…

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人として

地球に住む人間として、 何を学習して、 どんな行動をしなければならないか。 地球の人は皆考え、動いている。 僕も、動く。 http://prayforjapan.jp/tweet.html

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2011年 始動!

あけましておめでとうごさいます。 今日から仕事始め。 昨年末に計画していた仕事が 一気に動きます。 忙しいことはとてもありがたいことです。 しかし息つく暇もないほど忙しくなりすぎるのも、 ちょっと問題なんですね。 体力には限界というものがありますから。 ということで今年の課題は。 育成です。 職人という仕事は継承し続けなければ、 意味がない。 今の世の中、「ワンタッチ」「手間いらず」 人間の脳が退化していくのも、無理ないでしょう。 そこで僕は考えました。 純粋な若い脳を育てようと。 僕がこの世界に飛び込んだのは19歳でした。 一生涯の仕事はこれだ!っと気づいたのは20歳でした。 だから、若者が気づける環境を僕が作ろうと。 今日ハローワークへ行ってきます。 募集年齢18歳〜。 さあ、まだ目覚めていない職人よ! 集まれ〜! ちなみにこれを読んで目覚めた方は、 コメント下さい。 マジです。

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2010年

皆様、明けましておめでとうございます。 2008年5月からスタートしたジーノクリエイションも 今年で3期目を迎えることができました。 昨年は不景気の影響で苦しい一年となりましたが、 新たな顧客もつかむことができました。 今年もさらに「挑戦」する年にしたいと思います。 工房のクロトンやクロキも根付き、新芽が大空に向かって伸びています。 どんなに厳しい状況にも耐え抜くこの自然の力に見習い、 僕も伸び続けていこうと思います。 これまで同様、僕に関わってくださるすべての皆様、 仕事を通してたくさんの経験をさせていただき、心から感謝を申し上げます。 これからも期待を裏切らない、技術の高い仕事を常に追求していきたいと思っています。 今年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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Step up

HAND MADE JINO 立ち上げから10年。 本日より、 JINO CREATION へと 変身いたしました! これまで支えてくだざいました大勢の方々に 心から感謝申し上げたいと思います。 やりたいこと、やらなければならないこと、 これからも山ほどあります。 自分一人の力だけでは絶対に成し遂げられないということを、 この10年間で痛感しました。 人との繋がりの大切さを、身をもって知りました。 これからも、皆様の知恵をお借りしながら、 一歩一歩突き進んでいこうと思っております。 JINO CREATION(ジーノクリエイション)を 宜しくお願い致します。 開設したばかりの新事務所に、 以前お世話になったお客様夫婦から すてきなお花が届きました。 うれしい限りです。 当分事務所スタッフが入る予定もないので、 植物に癒されながら仕事に没頭したいと思います。 10年間持ち続けた HAND MADE JINOという名前ですが、 わたくしの歩んだ痕跡を残すつもりで、 このブログのタイトルは変えずに更新していこうと思います。 では、これからもよろしくお願いします。 2008年5月12日 午後11時59分

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