天井の仕組み

閉店した店舗をリフォームし、給食センターを作る工事に参加している。
この現場では大工として木工事を担当している。

せっかくなので施工の詳細を説明しながら紹介したいと思う。


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天井を作る際に使われる素材は2通りある。
1つはLGS下地
もう1つは木製下地である。
LGSとは「ライトゲージスチール」の略で、いわゆる軽量鉄骨を組み合わせる工法だ。
「軽天屋」の職人がその施工のプロである。

そして今回は木製だが、まず最初に一番肝心とも言える吊り棒の仕組みがこれになる。

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「羽子板ボルト」という金具を桟木に取り付ける。
見ての通り羽子板と全く同じ形をしている金具で片方がネジ切りされていて、コンクリートスラブにアンカーボルトを打ち込んでそこへねじこんでいく。



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およそ900ミリピッチで整列させたアンカーボルトに吊り棒を設置し、「野縁受け」という角材を水平に取り付けていく。
この時に天井の高さが決定される。
天井の高さはそれぞれの現場に応じて自由に決めることができる。


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高さが揃ったら次に「野縁」を303ミリピッチで取り付けていく。
この303ミリという寸法が最も重要になる。


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野縁を整列させたら、いよいよ石膏ボードを張っていく。
この石膏ボードの規格サイズが「910ミリ×1820ミリ」
つまり303ミリのほぼ倍数となっているわけだ。

この石膏ボードは現在の建築内装のほとんどで使用されている。
マンションや公共施設など、すべてこれだと思っていい。
つまり「難燃性」であり、耐火基準を満たしているわけだ。

ここは給食センターという調理場になるところなので、常に水分が発生している。
なのでこの石膏ボードは防水ボードを使っている。


ちなみにこの作業はすべて自分1人で行っている。
手元の人間はだれもいない。


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僕は常に相棒を現場で作り出す。
写真に写っている竹トンボの形をした2つのつっぱり棒がボードを一瞬だけ支えてくれる役割をする。

職人が育たなければ知恵を使えばいい。


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天井ボードを張り終えたら、間仕切りを作っていく。



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その頃、別の担当業者も作業を進めている。
大きなステンレスの換気扇フードが設置された。

これも専門の厨房施工業者の手によって作られていく。


僕は邪魔にならないよう、事務所部分の間仕切り工事へと逃げる!






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