人任せの世の中に危機感を抱く(中編)

先日テレビでも取り沙汰されていた五輪担当大臣の汗ふきふきしどろもどろ国会答弁。
ほとんどの国民がそれを見て呆れたことだろう・・・。
あの状況こそ、人任せの典型だと私は思う。
大臣になったにもかかわらず、自分の仕事を知らないのだから。
まさに官僚任せの政治が浮き彫りになった瞬間だ。

クライアントを事故から守りたいと私は前編でも書いたが、その方法がこの国会答弁から導き出せる。

新築、リフォーム、リノベーションという目的のために、クライアントは様々な角度から業者を探すだろう。
新聞やテレビの広告だったり、知り合いからの紹介だったり、いずれにせよ初対面の業者と向き合い、じっくり探りながら仕事の依頼を検討していくのだと思う。
新築の場合は設計士のほうから信頼している業者を提案してくれる場合もあるので、それほど心配はないが、リフォームやリノベーションで建築確認申請が必要のない内容の工事を見知らぬ業者にさせる場合はもともと設計士が関わっていないため危険を伴うと私は考える。

危険というのは、クライアントがその業者の実績を知らない状態で依頼してしまうということだ。
もちろん建築業者だから経験豊富のはずだと、その時点では思っているだろう。
それがもし、前編で書いたように素人同然の業者だったら・・・。

では、事故が起こる前にクライアントの立場から防ぐ方法を書いていこう。

まず、業者に対しての質問を準備しておく。
例えばクライアントがボロボロになったドアを新しいものに取り替えたいと思っていた場合、新しいドアの材質と構造を聞いてみる。
「そのドアはどんな素材でできていますか?」
「フラッシュ戸ですか?框戸ですか?」

これは建築専門用語だが、Googleで画像検索してもらえれば構造がすぐにわかる。
素材に関しては、ラミネート、ポリ合板、無垢材、集成材、パーティクルボードなど様々ある。

そういった質問をした時に即答できず、しどろもどろになる業者は建築をほとんど知らないということになる。

次に床を張り替えたい場合。
「新しい床材はどんな素材ですか?」
「厚みはどれくらいありますか?」
「床材の寸法は?」

木製の床材には、”フロアー” と ”フローリング”の2種類の言葉が使われている。
フロアーは厚みが12ミリの”合板”で、幅303ミリ、長さ1820ミリとなる。
フローリングは基本的に”無垢材”だが、最近は無垢の”集成材”が主に出回っていて、厚みは15ミリ、幅90〜100ミリ、長さは1820ミリだ。

このような建築用語をクライアントが先に検索サイトで調べておいて、業者にいきなり質問するという形をとれば、相手がうろたえたり即答したりする動きで、大体の経験値はわかるということだ。

人任せの世の中だからこそ、自分の身は自分で守ることが必要なのではないかと私は思う。

次回はクライアントと業者(私も含め)の両方へ向けて書いてみる。


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