見積りを寝かせる

沖縄の旧盆休みの間は、ずっと見積り作業に追われていた。
普段は現場施工に出なければならないため、世の中が休みの時は見積りや経理の仕事に集中することになる。
業者や顧客からの電話もほとんど掛かってこないので、この時ばかりは仕事もはかどる。

見積りという作業は全ての仕事の中で最も重要と言っていいだろう。
金額をミスしたら利益はすぐに吹っ飛ぶ!
通常の建築会社は、見積り担当部署で積算しているのが一般的だと思う。
その担当は現役大工でもなければ何かの施工者でもないというのは普通である。
施工をやらない人物が積算するのだから、それはそれは責任重大だ。
だからこそプロの積算士が存在している。

僕の見積書は、とても細かい。施工をしているから当然そうなる。
僕は自分で蓄えたデータを確認しながら、まだ始まってもいない工事現場の中へ入っていくというイメージを持ちながら積算を進める。
現場調査の記憶と写真と実測記録を見ながら何度も現場施工のシミュレーションをする。
そして見積りがまとまったあと、必ずやることがある。
見積りを一晩寝かせるのである。

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同時に僕も床に就く。
すると必ず現場で施工している夢を見る。
人間の脳というのは実に面白い。
見積書に抜けている部分を、夢の中で発見するのだ!
目が覚めた時、しばらく床に就いたまま夢で見たイメージを再確認する。
おもむろに起きて電源を切らないでおいたノートパソコンを開くと、昨日までの見積書がすぐに立ち上がる。
抜けた部分を追加して、見積り完了となる。

現場に追われている時は悪夢に魘されることも多いが、このように大事なことを気づかされることもよくある。
右脳を使い続けるこの仕事が、僕は好きだ。





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