自分がもう一人

最近ある本と出会うことになった。

親しい友人がその本を勧めてくれたのだが、
その時の言葉が

「ノルウェーにジーノさんがいたよ」

初めはよくわからず、その本を受け取った。

ノルウェーだいく.jpg



すると冒頭から驚きの連続なのである!

読めば読むほど、これはまさしく自分自身としか言いようがない。

共通点の一部をあげると

個人事業主として一人で営業、見積もり、受注、施工を行う。
施工の1級免許を持っている。
各専門業者を一人で束ねて現場を動かす。
偉大な師匠の言葉を常に大事にしている。

著者は僕よりも2つ年上だが、大工という職業のありかたや熱意など、
すべてが僕の頭の中と同じなのだ。

この本は、ある家族の住宅リノベーションを受注するまでの過程から
施工、完成、引き渡しまでを日記として綴っているのだが、
職人同士の細かいやり取りや、施主一家とのコミュニケーションの様子など、
まるで僕が経験してきたことをそのまま書いたような内容になっている。

僕は今まで建築関係の書籍に触れるとき、自分と違う考え方を持つ人を探して
それを刺激にするという方法を取ってきた。
そのほうが行き詰まったときの軌道修正になることもあるからだ。

今回の本は真逆だ。
強いて違いを言うなら、僕は沖縄人でこの著者はノルウェー人だということくらいだ。


そして読み終えたあと、ふと考えた。

この本を誰かに勧めようか・・・

誰かに・・・誰か・・・


あれ!・・だれもいない。

そう、いないのである。

特にこの本の内容は随所に建築専門用語が入るので建築関係者以外はとても読みづらく、途中でめんどくさくなるからだ。

ならば建築士の方に読んでもらうか・・・
それも違う。

一番読んでほしい人が、
ほんとに出てこない・・・。

結果、僕は今回の出来事をこう捉えることにした。

自分のやり方は間違っていない!

僕と同じやり方で、それに誇りを持って仕事を続けている職人が
遠い異国にも存在している。

このまま進もう!




あるノルウェーの大工の日記


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