無垢材は痩せる

長年親しくさせていただいている
泡盛古酒専門の居酒屋オーナー様より
あるご依頼を受けました。

それは、家具作家の手作り椅子をメンテナンスしてほしいというご依頼。
別の家具作家が製作した椅子をさわることなど全くありませんが、
いろいろ事情があり、僕がやらせていただくことになりました。

飲みながら座っていて気づいていたのですが、
ぐらつきが大きい・・・
たぶんあの部分が痩せて緩んでいるな・・・

同じ職人ならばわかることです。
メンテの方法は飲み終えるまでにイメージできました。
そしてお持ち帰り。
椅子を連れて帰ります!

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当時は居酒屋の定番でしたね!
琉球松の椅子。

無垢材の椅子は年を重ねると、必ず枘(ほぞ)が痩せてきます。
釘を使わずに組み合わせる部分で、一度痩せると戻らない。
さらに椅子はストレスが掛かる場所が決まっています。
そこを補強するのです。

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下穴を加工していきます。

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三段階に分けて、大きさの違う穴を開けます。

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こうなります。

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使用する金具はコーチボルト。

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頭の部分を塗装しておきます。

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下穴加工した部分も着色しておきます。

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ボルトをねじ込みます。

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一番目の穴はボルトワッシャーをフラットに収めるため。
二番目はボルトの径より少し緩めで空回りさせるため。
三番目はネジ径より2ミリ細めにして引っ張るため。

このボルト締めを、ほぞで組まれた部分全てに行います。

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完了したら、
実際に座って確認!

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よし!固まった!!




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全8脚
営業を止められないので1日2脚ずつ施工していきます。


メンテじゃなくて、また一から作りたいな。
誰か注文してくれないかな・・・。




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