音を極める場所
いよいよ始まった。
昨年、いや一昨年から計画していた大仕事が今年・・・
身を結ぶことになる。
昨年終わったリノベーション現場の完成記事で僕は書いた。
「これは序章に過ぎない」と。
そして本編がここから始まったわけだ。
現場にはしっかりと基礎杭が打たれ、そしてその上に地梁コンクリートが打設された。
本体工事は実績のある建設会社に任せている。
建物の基本設計は長年付き合いをしている一級建築士にお願いし、
内部の設計は施主の要望を確認しながら僕が行い、
それから建築士とコラボするというやり方だ。
このような不思議なやり方をするのは僕以外いないだろう・・・。
僕は長い時間をかけて施主と打合せをし、心の中を探り出し、
建築士に概要を細かく何度も説明し、様々な職人をこのプロジェクトに巻き込み、
さらに何度も何度も図面を書き換え、予算の問題をクリヤーし、
やっと実行へ導くことができた。
そしてこれからさらに増えて行く協力者と共に、
施主が大満足するものを皆で造って行く。
そのものは何か・・・
僕はあえてこう名付ける。
「音を極める場所」
音の職人がここで新たな「ものづくり」を始めるために、
僕はその手助けをする。