収納什器を完成させるまでの過程 3

各パーツの下地(骨組み)を組み立てていく。 仕上げ寸法よりも縦横1センチ大きめにしてある。 それがサンドイッチの耳の分だ。 あとで取り付ける丁番や棚ダボの位置を考慮しながら骨の幅を決めていく。 金物を打ち込む場所に骨がなければスカスカになってしまうからだ。 この作業がイメージ力を最も使う工程になる。 パーツの数はかなり多い。 次に、貼り付けるパネルにマーキングしていく。 接着剤を塗布する部分だけを明確にするためだ。 マーキングしながら骨組みとパネルをパーツごとにグループ分けしていく。 貼り付ける向きも考慮しながらグルーブごとにアルファベットを使うのだが、今回はAからUまで使うことになった。

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収納什器を完成させるまでの過程 2

箱物什器で使う仕上げ材料はおもにポリエステル化粧合板とメラミン化粧板になる。 外側の仕上げ材として使う木目調のポリ合板とメラミン こちらは3×6サイズと4×8サイズ 収納内部に使う白色ポリ合板 こちらも4×8サイズ この数字は1辺が3尺と6尺、さらに大きいサイズが4尺と8尺ということだ。 設計図から切り分けを計算し、端材がなるべく出ないように規格材料を選んでいく。 端材が大きくなれば無駄なコストが発生するということになる。 そして合板を設計寸法よりも1センチ大きめに切り分ける。 次に下地材(骨組み材)を準備する。 おもに「米ヒバ」という木を使う。 アメリカ産のヒバだ。ヒバという木は細く加工しても反りにくい。 だから下地に適しているわけだ。 仕上げ厚を決定したらそれよりも少し太めに切り分ける。 それから木を削っていくのだが、まず最初に手押しカンナという機械で1面をまっすぐにする。 反りを削って1面を整えるわけだ。 この作業のことを「通りを取る」と言っている。 建築や家具製作において最も重要な工程である。 通りを取ったら次に自動カンナという機械で正確に厚みを決めていく。 通りと厚みが決まった。 長さ別に振り分けて選びやすいようにしておく。 以前もブログで書いたことがあるのだが、僕は家具製作の工程は料理に似ていると思う。…

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収納什器を完成させるまでの過程

得意先からのご注文はどんなに忙しくても決してお断りすることはできない。 当然のことである。 顧客であるBarへ納める什器を製作するのだが、せっかくなので一部始終を記録していく。 まずは設計から始める。 < 業界では「箱物」と呼ばれているシンプルなボックス型の什器だが、 使用目的が様々含まれているのでスタッフさんの使い勝手を第一に考慮する。 そして現場の採寸結果をもとに微妙なクリアランスも計算しながら製作寸法を決めていく。 設計が決まったら資材の数量を割り出し、仕入れに向かう。

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建具は大工の最終仕上げ

工場にて加工と塗装を終えた頃、現場内装も仕上がっていた。 建具取付は工事現場において一番最後の仕事となる。 ドアノブのラッチが掛かる部分の受け金具を日本では「ドアストライク」と呼んでいる。 ドアを吊り込んだらここを鑿できれいに掘り加工し、金具をセットする。 ピッタリとズレなく閉まったときはなんとも言えない達成感がある。 引き戸は特殊な金物で吊っている。 こういう戸袋付き引き戸の場合、枠製作と組立、そして引き残しの計算が重要になる。 自ら図面を書けなければ務まらない。 そして4カ所の建具を無事に取り付けた。 今回この現場は下請けで入っていたが、とてもいいご縁があった。 その方々は厨房設備のプロの業者さんだ。 これまで飲食店の現場では様々な厨房の職人を見てきたが、今回の職人さんは仕事に対する「姿勢」が違うと感じた。 だから仕上がりも美しく完璧だ! その姿勢というのはいったい何か? とてもシンプルな話になるのだが、厨房設備はきれいにできて当然。 その仕事自体が ”お客様を軸に動いているか” ということである。 今後私が飲食店を受注する機会があれば、真っ先にあなたたちを指名します! そう告げて現場を終えた。 私の中の「怒りの猫」は・・・ やっといなくなった・・・。

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