収納棚を杉集成材で作る4

まず最初の仕上げ作業として、化粧面のビス隠しを行う。 上段側面は事前に9.5ミリ径の下穴を掘っておいた。 そこへ10ミリ径の丸棒を接着剤を付けて打ち込む。 その後、仕上げノコで化粧面の木目方向に切り落とす。 木目方向にノコを引けば傷はつかない。 この木栓仕上げを一つ一つ行い、中の接着剤が乾いたあと軽く研磨仕上げをする。 次に塗装をしていく。 今回の塗料は「浸透型水性着色防腐塗料」 材料にしっかり染み込ませながら塗っていく。 そして24時間以上乾燥させれば完了。 この塗料に関しては、わざわざプロの塗装屋に頼むほど難しくはない。 ただ、もたもたすると重ねムラができるので塗り始めたら休まず塗り続けなければいけない。 乾燥したあと、下段にアルミ製の棚柱を取り付ける。 上段の棚板は固定、下段は可動式とした。 最後に上段と下段を組み合わせて 完成だ。 翌日は現場のエレベーターで最上階まで運搬し、設置工事を行う。 今回の工程はそれほど難しいことはしていないので、一般の方が日曜大工で参考にできるよう記録してみた。 今後も同じように記録していこうと思う。

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収納棚を杉集成材で作る3

下段の底面に巾木枠を取り付けていく。 つまり家具の脚になる部分だ。 次に背板をはめ込んでいく。 事前に”さくり”しておいた深さ6ミリ部分は4方枠の内側周囲となる。 そして仕切りと棚板をそのさくり面に合わせて組めば背板がすっぽり内側に入ることになる。 上段、下段ともに背板をはめ込む。 これで本体上下の組み立てがほぼ完了した。 ここから仕上げ作業に入っていく。

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収納棚を杉集成材で作る2

各パーツの仕上げカットが終わったら、組み立てに入っていく。 まずは4方枠を繋いでいく。 ビス打ち固定を始める前に直角をぴったりと決めておく。 次に最初の2方向を長ビスで繋ぐのだが、杉材は繊維が荒いため必ずビス誘導の下穴をあけてからビスを打つ。 これをやらなければ、ズレたり割れたり材同士が密着しなかったりと、精度の悪い組み立てになってしまう。 同じ要領で4方すべて繋いでいく。 収納は上段と下段に分け、現場で接合する計画とした。 大きく作ってしまうとエレベーターに入らず、施設の上階へ運搬することができなくなるからだ。 続いて縦仕切りを取り付ける。 上段、下段ともに同じ作業を繰り返す。 次に棚板を一枚ずつ固定していく。 上段部分の組み立てが8割ほど完了した。 来週につづく・・・

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収納棚を杉集成材で作る

ある施設に設置する収納棚の製作工程を記録していく。 使用する木材は”杉集成材”だが、厚みや幅は数種類ある。 設計寸法よりも少し大きめの幅で注文する。 このように長さ4mほどの平板が一枚ずつパッケージングされて届く。 表面は25ミリ厚で既に仕上げられているため、搬送中に水分が付着するとシミができてしまうからだ。 パッケージを剥がし、各パーツの設計寸法より少し長めに切り分ける、 のちに仕上げ切りを精密に行うため、始めは長めにしておくことが鉄則だ。 切り分けたそれぞれのパーツを、今度は設計の幅に合わせてカットしていく。 幅が決まったパーツを、今度は設計通りの寸法に切りそろえる。 この時に直角の精度を完璧にしておく。 スライド丸ノコという機械を使って切るのだが、100%機械任せにしてはいけない。 切り終えたら必ず定規を当ててチェックする。 どんな仕事でも人の目と手が離れてはいけない。 いくつかのパーツに”さくり”という加工する。ここでは”トリマ”という工具を使って行う。 これはのちに背板というパーツを埋め込むための下ごしらえとなる。 このように深さ6ミリ、幅10ミリの溝が出来上がった。 次は組み立てに入っていく。 【マキタ】 スライドマルノコ 165mm 《 LS0613FL 》レーザー&LEDライト付き マキタ スライド 丸ノコ 丸のこ 1…

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人任せの世の中に危機感を抱く(後編)

中編ではクライアントが建築業者へ質問しながら経験値を探るということを書いたが、ここでは次の段階の話をしたいと思う。 もし仮に信頼できそうな業者が見つかったとしても、まだその業者がいいものを作れるかどうかはわからない。 しかしある一つの条件があれば、わりと簡単に業者の良し悪しをあぶり出すことができる。 その条件とは。 クライアントが”こだわり”を強く持つことだ。 人は皆ライフスタイルも価値観も違う。だから独自の”こだわり”があるはずだ。それを業者にぶつけてみる。 強いこだわりを持つ人は、私から見ればとても魅力的だが、業者によっては、けっこう嫌がる。 嫌がる業者の心理を同じ分野の私が分析してみると。 このお客さん細かいなあ・・ なんかめんどくさいなあ・・ 余計な仕事が増えそうだな・・ 難しいことはやりたくないなあ・・・ という感じだ。 人任せの業者には、これがぴったりと当てはまるだろう。 逆にクライアントに全くこだわりがなく、「おまかせします!」という感覚であるなら、何も問題はないかもしれない。 そういう価値観も、ありだろう。 少なくとも私はこだわりの強いクライアントを常に選んでいるかもしれない。 そのほうが仕事が楽しい。 いずれにせよ、クライアントと業者との価値観が合わなければ完成後も合わないまま終わってしまう。 私なりの持論がある。 ものづくりをする職人は、まず最初にクライアントのカウンセラーでなければならない。 クライ…

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人任せの世の中に危機感を抱く(中編)

先日テレビでも取り沙汰されていた五輪担当大臣の汗ふきふきしどろもどろ国会答弁。 ほとんどの国民がそれを見て呆れたことだろう・・・。 あの状況こそ、人任せの典型だと私は思う。 大臣になったにもかかわらず、自分の仕事を知らないのだから。 まさに官僚任せの政治が浮き彫りになった瞬間だ。 クライアントを事故から守りたいと私は前編でも書いたが、その方法がこの国会答弁から導き出せる。 新築、リフォーム、リノベーションという目的のために、クライアントは様々な角度から業者を探すだろう。 新聞やテレビの広告だったり、知り合いからの紹介だったり、いずれにせよ初対面の業者と向き合い、じっくり探りながら仕事の依頼を検討していくのだと思う。 新築の場合は設計士のほうから信頼している業者を提案してくれる場合もあるので、それほど心配はないが、リフォームやリノベーションで建築確認申請が必要のない内容の工事を見知らぬ業者にさせる場合はもともと設計士が関わっていないため危険を伴うと私は考える。 危険というのは、クライアントがその業者の実績を知らない状態で依頼してしまうということだ。 もちろん建築業者だから経験豊富のはずだと、その時点では思っているだろう。 それがもし、前編で書いたように素人同然の業者だったら・・・。 では、事故が起こる前にクライアントの立場から防ぐ方法を書いていこう。 まず、業者に対しての質問を準備しておく。 例えばクライアントがボロボロになったドアを新しいものに取り替…

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人任せの世の中に危機感を抱く(前編)

建築ラッシュ、という言葉を耳にしてから何年経つだろうか。 我々建築屋はその状況に翻弄されながらも仕事をなんとかこなしている。 人手不足は深刻な問題のまま、ずっと改善されることはない。 改善されない理由の一つとして、建築のような3K労働を避ける人たちが増えていったことが考えられる。 私はものづくりの素晴らしさをずっと語り続けているが、若者たちはなかなか近づこうとしない。 そんな最中、建築関係の業者はいつの間にか増えていることをご存知だろうか。 現場施工の人手は足りないのに、次々と会社は出来上がっている。その現象は、建築物件数に沿って増えていった気がする。 今、建築が儲かる!っと言わんばかりの勢いでリフォーム会社も次々と看板を掲げていく。 そこで本題に入る。 その会社はだれに現場を施工させるのか・・・。 そう、下請け業者だ。 もちろん全ての会社がそうではないだろうが。 現にいろいろな会社から人を伝って私宛に連絡が殺到したこともあった。 こちらも顧客を抱え、建築全般で行っている。他社の下請けをする時間はあまりない。 隙間があれば可能な限りは請け負っているが。 そしてどうしても施工業者が見つからないとき、最悪な状況が生まれる。 素人同然の人物が施工を始めてしまうのだ。 さらに元請けの会社は建築知識が乏しいため、その素人同然の下請けに100%任せてしまうのである。 そして次々と不具合が発生し、手に負えなくなったときにはもう遅い。 そこで一番の問題なの…

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初心に帰る

今日、何気なく過去の写真を整理していた。 それを見ながら、独立したばかりの頃を思い出した。 建設会社を退職し、顧客もいなかった自分の独立はあまりにも無謀だったかもしれない。 しかし、なぜかその頃は自信に満ち溢れていた。 師匠から技を教わったわけでもないし、道具の使い方もまだまだ未熟だったのに。 もちろんすぐに客が付くわけではないから、土木現場のアルバイトをやりながらなんとか食いつないだ。 少しづつ注文が増えてきた頃、ある一つの家具の注文をいただいた。 そして、全神経をその家具製作に注ぎ、お客様の体型に合わせたフルオーダーの家具を作った。 僕は仕事のやり方を全て独学で習得してきた。 必要だと思ったことは何でも調べて実行した。 数多くの失敗は最高の先生だったし、 何が起こっても突き進むことしか考えなかった。 初心に帰ることがどれほど重要なことか。 今日改めて感じた。 これからも突き進む!

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書類棚

空港什器と同時進行で製作していた書類棚 高さ2メートルを超える棚を2台作る。 空港什器も工場内に待機しているため、このように狭くなってしまう・・・。 組立を終えたら近くの塗装業者工場へ運び、仕上げてもらう。 無事に現場へ設置完了。 明日からはずっと待ってもらっていた他業者の現場で内部大工としての仕事だ。 【期間限定ポイント2倍】★【地域限定送料無料】【即納】マキタ 充電式インパクトドライバー TP141DRFX【ブルー 青】18V 本体・バッテリーX2・充電器付き (震動・ドリル・ネジ締め)<防災、震災グッズ・アウトドア用品・現場作業電動工具>makita

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空港什器完成

那覇空港へ夜間で入り、設置作業を行う。 クライアント側のスタッフも入れ替え作業のために大勢入っていただいた。 工場で仮組みしておいたので、作業はスムーズにおこなえた。 引き出し面にはスタッフの方々が自らロゴを貼って 内照サイン面にも原稿が入る ショーケースの背面にもデザインシートが入った 明日のオープンに備えて商品が並べられる 作業はすべてうまくいった! この達成感は、何度味わってもいいものだ。 さあ、また明日の仕事もやり遂げよう!

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